粗利改善やコストダウンで注目すべき点は、現在の施工(作業)方法には、ある程度不安定で、ムダが含まれているという点です。
そこで、現状分析し、まずムダを省いて効率的・能率的な方法に改善し、更に作業条件を調整し、その上で標準的な作業手順や標準時間を設定していきます。
例えば、現場の作業における労務歩掛を設定する場合、ストップウォッチで作業時間を測定するところから、現状分析のデータをそのまま整理して標準時間を決めるといったやり方は、そもそも不適切な状態での作業分析をしても効果は半減します。そもそも、データ採取が目的になり改善には至りません。
このような考えを、まず、自社の適正品質は絶対確保するという条件を整理します。 → 自社品質標準の設定
その上で、徹底的にムダを省いた理想作業標準から理想歩掛を設定していきます。
この段階で、工事群や工種別項目の洗い出しを行い、それらの工種毎に作業手順と労務歩掛を設定し、ロスを起こさないための段取りやチェック項目を検討していきます。
→ 自社作業標準の設定
→ 自社標準原価の設定
この設定作業の基礎情報とするため、既存現場の作業状況をワークサンプリングしていくことで、現在のムダを発見し、排除してくこと等でIEを実施します。
また、これらの活動は建設IEとも言われております。IEとは、インダストリアル・エンジニアリングの略であり、生産管理のことです。生産管理は、生産活動の実態を種々の角度から分析・把握し、改善を行い、標準化した後に管理を行うことにあてはまります。
技術部門における、生産性向上支援
技術担当者の業務は、現場管理を実施しながら、CS向上を獲得することにあります。CS獲得を行う上で、ベースとなるのが工程表であり、自社として標準型としての工程表とガイドラインが整備され、各々の案件へ反映され管理されている必要があります。
ここでは、
@ 工期(納期)短縮と生産性も考慮に入れ、ネットワークスタイルで標準工程表を検討します。
A 標準ケース以外の場合の工期をガイドライン工期(納期)という形で整備します。
B 更に、各工種の段階毎に技術担当者としてのタスク(段取り)を検討し、いつ・誰が・何を・どのように行うのかを検討します。
上記のことを中心に工期(納期)遵守・工程表への認識強化・スケジューリングの徹底・品質向上させた段階での安定化等により、技術部門の生産性向上を目指します。
具体的な取組み内容例
上記の内容にご関心がある場合は、お気軽にご相談ください。
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